長崎南高校SSH海外研修として、2年生4名がタイを訪問しました。中心となった活動は、タイ教育省から招待を受けて参加した「タイ・日本高校生サイエンスフェア(TJSSF)」です。6月7日(木)~9日(土)の3日間開催され、日本からは17の高校と11の高専が参加し、タイの高校生と交流しました。会場はタイ北部のピサヌロークで、タイのSSHである「プリンセスチュラポーン科学高校(PCSHS)」のピサヌローク校です。

〔6月5日(火)〕
7:00発の高速バスで長崎駅前を出発し、9:25に福岡空港に到着、搭乗手続、保安検査、出国審査を経て、11:35発のタイ国際航空での約5時間の空旅の後、現地時刻(日本から-2時間)15:00にバンコクのスワンナプーム空港に到着しました。入国後、現地添乗員の案内で最初の研修地である「パーククローン市場」へ向かいました。24時間営業で、花を中心に果物や野菜も売られており、タイの熱帯植物が商用としてどのように取り扱われているかを学びました。

〔6月6日(水)〕
6:15にホテルを出発し、ドンムアン空港発8:45の便に乗り、9:50にピサヌローク空港へ到着しました。そこで本校の今回のパートナー校であるPCSHSチョンブリ校の先生方の出迎えを受け、同じ参加校の奈良女子大学附属中等教育学校の4名の生徒と一緒に市街地へ向かいました。まず、地元の食堂で昼食をとり、次にワットヤイを見学しました。ここは1357年建立の歴史ある仏教寺院で、金色の美しい仏像が安置されています。14:30にはTJSSFの会場であるPCSHSピサヌローク校に到着し、同校の生徒達の大歓迎を受けました。この日からの4泊は、この学校の学生寮での宿泊となります。まずは、発表へ向けての準備をし、その後、早速、交流を深めました。

〔6月7日(木)〕
TJSSFは3日間の開催です。初日はシリントン王女を迎えての開会式で始まりました。生徒達は開始2時間前の7:00から講堂で待機していました。午後にはパソコン(パワーポイント)やポスターによるプレゼンを視聴し、タイや日本の高校生による様々なサイエンスプロジェクトに触れました。18:00からの歓迎会では、タイの音楽や舞踊などの伝統文化を満喫しました。

〔6月8日(金)〕
TJSSF2日目は、タイ人教授(物理学)による基調講演から始まりました。10:00からはいよいよ本校生徒によるサイエンスプロジェクトの発表です。約15名を前に、パワーポイントを使い、英語で発表しました。自分達の研究ではなく、本校のSSHとしてのこれまでの取り組みの紹介を兼ねて、先輩がかつて日本一の評価を受けた「キクの花弁の組織培養」について発表しました。緊張と不安の中での発表でしたが、事前の練習の成果をしっかりと発揮することができました。また、14:00からのポスタープレゼンでは、同じ内容について英語で説明しました。その後も「サイエンスウォークラリー」「星空観察」と続き、まさに「サイエンス」づくしの一日でした。

〔6月9日(土)〕
TJSSF最終日は、3コースのフィールドトリップが設定され、2名が「伝統医療」を、2名が「米栽培」を選択しました。「伝統医療」では地元の大学を訪問し、タイ式のマッサージやヨガ(ルーシーダットン)を教わったり、いくつかのハーブを組み合わせて「ヤードム」という嗅ぎ薬を作ったりしました。夜の送別会では、タイの高校生による伝統舞踊などが次々と披露され、初日の歓迎会以上の盛り上がりを見せました。この4日間のPCSHSピサヌローク校滞在を通して、4名の2年生はタイの高校生と交流しながら、科学英語を海外で発信するという貴重な体験をすることができました。

〔6月10日(日)〕
いよいよタイでの最後の一日です。5:30という早朝出発にもかかわらず、4日間を一緒に過ごしたタイや日本の高校生達から見送りを受け、名残惜しい気持ちで空港に向かいました。9:00にはドンムアン空港に到着し、まずは「スネークファーム」での研修です。ここではタイに生息する多くの毒蛇が展示され、その生態が紹介されています。午後は「サムプラーンエレファントグラウンド&ズー」を訪れ、ゾウやワニを間近で観察しました。夜にはスワンナプーム空港へ向かい、深夜便で多くの思い出を胸にバンコクを飛び立ち日本に向かいました。